■こどもの脳の発達、幼児期がなぜ大切なのか?
- 赤ちゃんの脳の成長は生まれてすぐから、始まっています。幼少期にどのように過ごすか、どのような刺激を与えてあげるかによって、成長した時に、大きな差がでます。たとえ今は差がないように思えてもある日突然大きく差が出てしまうのです。
わが子を賢い子に育てようと思ったら、生まれた日から脳の訓練を始めるのがよいでしょう。なぜなら、脳を使えば使うほど経細胞間の繋がりが強り、神経細胞の数も増えていきます。そして脳の領域が大きくなっていきます。逆に使わないと領域が小さくなっていってしまいます。
- 脳を使うとなぜ良いのでしょうか?
様々な情報を伝達するものが神経細胞(ニューロン)です。その突端にシナプスという接合部があります。シナプスは目で見たり、音を聞いたり、下でふれたりして新しいことを経験するとどんどん増えていきます。そして回路が密になっていき、脳の発達に繋がっていくのです。生後すぐから急激に増え始め、3~4歳頃までがピークとなります。一方繋がらなくなったシナプスは残念ながら、消えて行ってしまいます。(刈り込み現象)ですので、幼少期は出来るだけ多くの経験や刺激を与え、こどもの脳の発達を促していってあげてくださいね。
- そもそも人間の脳はどのようになっているのでしょうか?
大きく分けて、1、前頭葉2、頭頂葉3、後頭葉4、側頭葉の4つの領域に分かれています。
1、前頭葉は、ものを考え、判断する処理・行動をつかさどり、一番高度な働きをしています。知能指数(IQ)が高い人はこの部分が人より発達していることが分かっています。
2、頭頂葉は、感覚をつかさどっています。頭頂葉の前部には、顔・手足をはじめとする体全体からの感覚情報が集まっています。
3、後頭葉は物を見る部分で視覚野があり、人の顔や物の形などを認識しています。
4、側頭葉は、記憶や本能・情動に関わる部分です。海馬(かいば)と呼ばれる部分があり、この部分が障害されると記憶の保持が難しくなります。またアルコールに弱い部分ですので、酔っぱらって忘れてしますのはこのためです。
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